中性脂肪が高すぎるのは、生活習慣病とは限らない。女性は甲状腺疾患もチェックしよう!

健康診断で中性脂肪(TGやトリグリセライドと表示されていることもあります)が高すぎると指摘される人は、結構多いです。

この検査は食事の影響を受けやすく、食後10時間くらい経たないと正確な数値は出ないと言われています。
中性脂肪は食後3~4時間でピークとなり、その後徐々に下がり、8時間くらいで元の値になります。

しか近年、空腹時の中性脂肪の値は基準値なのに、食後に急上昇する人がいることがわかり。「食後高脂血症」という概念が出てきました。

食後6時間経っても上昇を続けるのです。

食後の中性脂肪の値が300mg/dlを超える人は再度検査を行い、動脈硬化のリスクなどを判断してもらう方がよいと考えられています。

そして万が一、絶食を守れずに採血した人は、何を何時ごろ食べたかを医師に申告することが大切です。

中性脂肪やコレステロールが多くなる原因は色々あります。

①肥満
太りすぎている人はダイエットをすることで多くの場合は、中性脂肪は下がります。

②食べすぎ
カロリーオーバーや甘いものの取りすぎは、中性脂肪を増やす原因になります。

③運動不足
いくら食事に気をつけていても、運動しないのでは中性脂肪は上がってしまいます。

また、週に1~2回スポーツクラブは通っているから大丈夫!と思っている人も少なくないようですが、実は、週に1~2回1時間ずつ激しい運動をするよりも、徒歩やテレビを見ながらのストレッチや足ふみなどでも毎日続けるほうが、中性脂肪やコレステロールを減らすのには効果があります。

④更年期障害
更年期になるとエストロゲンの分泌が低下します。
エストロゲンの材料はコレステロールです。

更年期になると、コレステロールと言う材料はあるのに、エストロゲンを作らなくなるために、体内にたまってくるのです。

⑤甲状腺機能低下症
中年以降の女性に多い疾患です。男性:女性=1:20と言われています。

新陳代謝が低下するため代謝が悪くなり、コレステロールや中性脂肪の値も高くなる事があります。

また、寒がりとなったり、便秘したり、動作が緩慢となり、無気力になるため、更年期障害と間違われることもよくあります。
ダイエットしているのに痩せずに太ってくることもあります。

中年期以降の女性に多い疾患なのですが、レディースドックの検査項目に含まれていることは、ほとんどありません。

中性脂肪やコレステロールが高かった人で、中年期以降の女性ならば、念のため甲状腺関係の検査もしてもらうと良いでしょう。

採血で検査可能です。

このように、中性脂肪やコレステロールが高い原因は、すべて生活習慣病という訳ではありません。

甲状腺疾患が原因でコレステロールや中性脂肪が高くなる事があるということは、意外とあまり知られていません。

女性は、頭の片隅に入れておくと良いでしょう。

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